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おすすめ!心理学書籍

関西学院大学文学部では,入学予定の皆さんに「推薦図書」資料をお届けしています.以下が,総合心理科学科心理科学専修からご紹介している書籍のリストです.「※KG図書館」リンクからは,大学図書館の貸出状況を確認することができます.

  • 今田寛 (2022). ことわざから出会う心理学 ミネルヴァ書房 ※KG図書館
    「ことわざ」シリーズ第2弾。「出る杭は打たれる」「灯台下暗し」「鰯の頭も信心から」などのことわざは果たして本当なのか?本書ではその実態に迫るべく、人の行動や心を長年研究してきた心理学者が、身近なことわざを題材に興味深い研究知見を紹介する。
  • 片山順一 (2019). 神経・生理心理学 北大路書房 ※KG図書館
    高校生も対象にした「シリーズ心理学と仕事」の第2巻です。心と脳・身体の関係,そして脳・身体の反応から心を探るという興味深いテーマについて、具体例を上げつつ分かりやすく紹介されています。
  • 藤田和生 (2018). 動物たちは何を考えている?―動物心理学の挑戦― 技術評論社 ※KG図書館
    動物の心を科学的に研究する方法を豊富な具体例で分かりやすく紹介している。
  • 今田寛・宮田洋・賀集寛 (2016). 心理学の基礎 四訂版 培風館 ※KG図書館
    心理学の歴史、行動の生理・生物学的基礎、学習、動機づけ、情動、知覚、記憶、パーソナリティ、臨床心理学など、心理学の基本となる各分野について、最新の知見をもりこみながら丁寧に解説。巻末「推薦図書」のリストはこちらからも参照できます。
  • 今田寛 (2015). ことわざと心理学--ヒトの行動と心を科学する 有斐閣 ※KG図書館
    「目は口ほどにも物を言う」「親は無くとも子は育つ」「笑う門には福来たる」など日常的にも親しみ深いことわざを、実証的な心理学研究の知見をもとにわかりやすく再解釈している。
  • 中西大輔・今田純雄 (2015). あなたの知らない心理学:大学で学ぶ心理学入門 ナカニシヤ出版 ※KG図書館
    「心理学」って本当はどういう学問なの? 大学で心理学を学ぶとどうなるの? 心理学を学びたい全ての人のための心理学入門
  • 島朗 (2013). 島研ノート 心の鍛え方 講談社 ※KG図書館
    心の成長は,人生の1つの課題であろう。将棋の棋士たちは,勝負師として苦悩し,心を鍛えて日々修行をしている。最強世代を導いてきた著者の言葉に耳を傾けてみてほしい。
  • 金井良太 (2013). 脳に刻まれたモラルの起源 岩波書店 ※KG図書館
    私たちの倫理・モラルが脳内でどのようにつくられるのかを、最新の心理学・神経科学の知見を紹介しながら考察している。
  • 吉川肇子・杉浦淳吉・西田公昭 (2013). 大学生のリスク・マネジメント ナカニシヤ書店 ※KG図書館
    大学は楽しいところだが危ういところもある。リスクについての知識を得て対策をして、存分に学ぼう
  • V. S. ラマチャンドラン (2013). 脳のなかの天使 角川書店 ※KG図書館
    脳の異常による非常に不思議な症状や簡単にできる実験から、脳のはたらきが見えてくる。脳と心の関係について、解りやすく述べられている。
  • M. チャンギージー (2012). ひとの目、驚異の進化 インターシフト ※KG図書館
    人間の視覚がどのように進化してきたかを、様々な実験結果や他の動物種との比較から鋭く考察している。
  • D. イーグルマン (2012). 意識は傍観者である-脳の知られざる営み 早川書房 ※KG図書館
    心理学・神経科学の立場から「意識とは何か」に迫っている。「本当の自分」や「自由意思」の概念の危うさを指摘した上で犯罪の有責性・司法制度の問題まで論じている。
  • D. カーネマン (2012). ファスト & スロー() 早川書房 ※KG図書館
    ノーベル経済学賞受賞の著者が人間の判断の様々な判断のゆがみ(バイアス)について解説している。大著だが、説明は平易で読みやすい。
  • リチャード・E・ニスベット、ドヴ・コーエン(著)、石井敬子、結城雅樹(訳) (2009). 名誉と暴力: アメリカ南部の文化と心理 北大路書房 ※KG図書館
    アメリカの南部と北部を、発想豊かな方法で比較し、文化的な意味づけが世代を超えて伝播することを論じた良書です。
  • 橋本剛 (2008). 大学生のためのソーシャルスキル サイエンス社 ※KG図書館
    大学生活で必要なソーシャルスキル(学習スキル、対人関係スキル、危機回避スキルなど)を詳しく説明している。
  • 坂井克之 (2008). 心の脳科学:「わたし」は脳から生まれる 中央公論新社 ※KG図書館
    「わたし」というものが、どのように生まれるのかについて、非常に豊富内容で解き明かしている。
  • 島井哲志 (2008). 「やめられない」心理学-不健康な習慣はなぜ心地よいのか 集英社 ※KG図書館
    喫煙や食べ過ぎ、運動不足など、体に悪いとわかっていてもやめられない不健康な習慣について、心理学の見地から解説。 
  • ジェームズ・L. マッガウ (2006). 記憶と情動の脳科学―「忘れにくい記憶」の作られ方 講談社ブルーバックス ※KG図書館
    「ショッキングな記憶を忘れられないのはなぜ?」をテーマに,感情が記憶に影響するメカニズムに迫った本。記憶,感情,脳の関連について具体的な実験を挙げ,わかりやすく説明されている。
  • 杉山尚子 (2005). 行動分析学入門-ヒトの行動の思いがけない理由 集英社 ※KG図書館
    日本における第一人者による「行動分析」の入門書である。「行動分析」という考え方の面白さに触れて欲しい。
  • リチャード・E・ニスベット(著)、村本由紀子(訳) (2004). 木を見る西洋人 森を見る東洋人: 思考の違いはいかにして生まれるか ダイヤモンド社 ※KG図書館
    北米と東アジアを、様々な実証的方法で比較し、ヒトの認知の様式が、文化的環境によって支えられ、かつ、文化的環境を作ることを論じた良書です。
  • 海保博之 (2003). 心理学ってどんなもの 岩波書店 ※KG図書館
    Q&A式で方式で書かれており読みやすい。中高生に向けて、心理学の現状のみならず、大学で学ぶことや、進路・資格まで説明されている。
  • ダニエル・L・シャクター(著)、春日井晶子(訳) (2002). なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか: 記憶と脳の7つの謎 日本経済新聞 ※KG図書館
    身近な例と具体的な研究例を挙げながら,記憶における代表的なエラーを7つにまとめ、解説しています。記憶のエラーの基礎的な現象とその背景をわかりやすく学べる良書です。
  • 市川伸一 (2002). 心理学って何だろう 北大路書房 ※KG図書館
    高校1年生対象の大学教授の授業という形式で、現代の心理学の全体像を描く。心理学の本当の面白さに触れられる。
  • 子安増生 (2000). 心の理論―心を読む心の科学 岩波書店 ※KG図書館
    他人の心や行動が読めるだろうか?そもそも「心」がわかるってどういうことだろう?そうした疑問について発達心理学、動物心理学の視点から解説している。
  • 道田泰司・宮元博章 (1999). クリティカル進化論-『OL進化論』で学ぶ思考の技法 北大路書房 ※KG図書館
    大学での学びにおいて重要な「クリティカルシンキング」という考え方について、4コママンガを題材として、楽しく知ることができる。
  • 森まりも (1999). チビクロこころ-中学生高校生のための心理学入門 北大路書房 ※KG図書館
    著者自作の絵本「チビクロひるね」を題材に、キャラクターを使って、わかりやすく心理学とその方法論について解説されている。
  • D. モリス (1999). 裸のサル-動物学的人間像- 角川文庫 ※KG図書館
    ヒトと動物の連続性と特異性、その面白さを改めて考えさせられる。古くから読み継がれている好著。
  • 下條信輔 (1996). サブリミナル・マインド-潜在的人間観のゆくえ 中央公論新社 ※KG図書館
    「人は自分で思うほど、自分の心のことは解っていない」という中心テーマに沿って、実験心理学のおもしろさを伝えている。
  • 東洋 (1994). 日本人のしつけと教育―発達の日米比較にもとづいて 東京大学出版会 ※KG図書館
    日米母子の行動を観察し、親の養育や義務教育が子の成長に与える影響に、文化的な価値づけが反映されることを論じた良書です。

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