3月23日 韓国心理学会会長 李鍾漢先生 特別講演会 「心理学教育の基礎と展望」
2007.3.7
「魅力ある大学院教育」イニシアティブ、学術フロンティアプロジェクト共催の特別講演会を開催します。韓国語での講演です(通訳がつきます)。講演を受けて、パネルディスカッションを行います。参加費は無料、事前の申し込みも不要です。ぜひご参加ください。
日 時:3月23日(金)13:30-16:00
場 所:関西学院大学図書館ホール
講 師:韓国心理学会会長 李鍾漢先生(韓国大邱大学校社会科学大学教授)
パネリスト:八木昭宏(関西学院大学文学部教授)
松見淳子(関西学院大学文学部教授)
成田健一(関西学院大学文学部教授)
通 訳:李光五先生(韓国嶺南大学校文科大学教授)
司 会:嶋崎恒雄(関西学院大学文学部教授)
タイトル:「心理学教育の基礎と展望」
講師略歴:李 鍾漢先生は米国ミズーリ大学でPh.D.を取得され、現在は韓国大邱大学校社会科学大学教授でいらっしゃいます。ご専門領域はコミュニティ心理学・社会心理学です。韓国社会・性格心理学会や韓国社会問題心理学会会長を歴任され、2006年より韓国心理学会会長に就任されました。
概 要:心理学の学部カリキュラムを設計するときに最も重要なことは、心理学の基礎科目(心理学概論、統計、生理心理学など)をその中心に置くことです。これによって科学としての心理学を理解させることが可能になるからです。さらに加えて、現代の心理学研究の成果を積極的に取り入れる必要があります。精神健康の領域に例をとるならば、健康でない状態への対応を扱う科目(例えば異常心理学、心理療法論など)の他に、健康な状態とは何かを論じる科目(例えばポジティヴ心理学など)を多く提供する必要があります。また、心理学専攻者の現場に対する理解と適応の能力を培うために、社会奉仕関係の科目を設ける必要があります。本講演では以上のような考えから、韓国の心理学教育について紹介し、世界的な流れとの比較を行います。
終了後16:30より、関西学院会館 翼の間にて、李先生を囲んで懇親会を開きます。ぜひご参加ください。