動物行動工学を知る
2008.10.3
大学院イニシアティブプログラムの一環として、「動物行動工学」に関するビデオ上映会を開きます。
日時:2008年10月15日(水) 15:10-16:50(4時限目)
場所:図書館ホール
解説:中島定彦(関西学院大学准教授)
対象:研究員、大学院生および学部学生(著作権の関係で一般参加は不可とさせていただきます)
概要:オペラント条件づけを中心とした行動工学の技術(応用行動分析)は、障害児・者の学習・自立支援、企業の業務能率改善、スポーツの成績向上などさまざまな場面で活かされていますが、犬のしつけやイルカショーなど動物の訓練にも大いに貢献しています。そうした動物行動工学(応用動物心理学)の先駆けは、B.F.スキナーによる「ハト・ミサイル計画」(第2次大戦中に、米軍の要請で開始されたハトによるミサイル誘導訓練)ですが、その当時スキナーに協力した学生がブレランド夫妻です。ブレランド夫妻はその後、動物訓練の会社(動物行動興業社, Animal Behavior Enterprises)を起業し、動物ショーを世界各地で開催。訓練された動物を映画やテレビCM、お祭りなどで披露しました。夫の死後、ブレランド夫人はイルカ研究者であったR. ベイリーと再婚し、さらに会社を発展させました。彼らが訓練した動物のパフォーマンスを動画(日本語字幕つき)で鑑賞します。