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2007年3月24日 李光五先生 講演会『ハングル表記漢字熟語の認知』

2016.8.29

去る3月24日、「魅力ある大学院教育イニシアティブ」のプログラムの一つとして、韓国嶺南大学校文科大学心理学科教授の李光五(イ・カンゴ)先生をお招きして『ハングル表記漢字熟語の認知』と題する講演会を開催しました。李先生は1979年にソウル大学をご卒業後、ソウル大学大学院を経て、1993年に北海道大学で博士(行動学)の学位を取得された方で、言語、記憶、認知に関する実験心理学がご専門です。
講演では、韓国語の語彙の70%を占めながら、現在ではほとんどがハングル表記される漢字語の認知についての非常に興味深い研究結果を、日本語や中国語と対比させながら、日本語でわかりやすくお話ししていただきました。
隣国であり、しかも多くの共通点を持つ言語を使用する国でありながら、これまで日本と韓国の認知心理学にはほとんど交流がありませんでした。今回の講演を通して、共通する問題や共同研究できるテーマが数多いことが明らかになり、今後、有意義な交流をさらに深めていきたいと思いました(浮田)。

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