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2007年7月12日~14日 世界行動療法認知療法会議 参加記

2016.8.29

 7月12日から14日にかけてスペインのバルセロナにおいて開催されたWCBCT(World Congress of Behavioral & Cognitive Therapies, 世界行動療法認知療法会議)に参加しました。今回の大会は、私にとって2004年に神戸で行われた前回大会に引き続いて2回目の参加でした。世界70ヶ国から約4000名の参加者が来ており、国際色豊かな大会でした。
 プログラムは、大人の不安、抑うつ、行動療法及び認知行動療法などをテーマとした臨床研究や実践研究が多数を占めていました。個人的には、Steven Hayes教授の”The Acceptance and Commitment Therapy”についての講演や、Particia Howlin教授の「自閉症患者に対する認知行動療法」についての講演が興味深く、第一線で活躍されている先生方の研究に触れることで自分への良い刺激となりました。Tom Ollendick教授の講演では、エビデンスに基づいた臨床的なアプローチの重要性について、臨床家として深く考えさせられました。学会の2日目には、私自身も”Classroom-based behavioral Assessment and Training of on-task behavior of Japanese Children”と題したポスター発表を行いました。その際、近くで発表されていたオーストラリアのCurtin大学のClare Roberts教授と、”Aussie Optimism”というメンタルヘルスの学校介入プログラムについてお話を伺うなど、国際学会ならではの良い経験ができました。今後も、このような国際学会での貴重な経験を活かして、自分の研究を進めていきたいと思います。(文責:道城)

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