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小野 久江 教授

小野 久江

気分障害(うつ病)の臨床、向精神薬の臨床研究、自殺の分子精神医学的研究

 私は自殺予防をテーマとし、大別して3つの研究を行っています。第一の研究は、自殺の分子精神医学的研究です。この研究では、自殺の背景にある生物学的脆弱性を明らかにすることを目的としています。主としてモノアミン関連遺伝子多型と自殺との相関を調べています。第二の研究は、向精神薬(抗うつ薬、抗精神病薬など)の有効性・安全性の科学的検証です。具体的には、臨床試験のデザインや評価尺度の妥当性の検討をしています。第三の研究は、気分障害(うつ病)の臨床研究です。自殺者の90%以上に何らかの精神疾患が関与しているとの報告があり、その代表的疾患が気分障害(うつ病)です。気分障害(うつ病)の症例研究を通じて自殺予防に役立てようと考えています。以上のように、基礎から臨床までの幅広い分野における科学的な自殺予防研究を行っています。

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