講演者：　山﨑圭子先生（北海道大学）

日　時：　2022年8月23日（火）14:00～16:00

場　所：　関西学院大学上ケ原キャンパス F号館102教室

講演タイトル：　環境と子どもの精神神経発達との関連：北海道スタディの知見から

要旨：　子どもの発達には胎児期から成人に至るまで周囲を取り巻く多くの環境要因が影響すると考えられる。2001年に開始した出生前向きコーホート研究「環境と子どもの健康に関する研究（北海道スタディ）」では、北海道内の約2万人の母児を対象に、胎児期および成長期の生活環境や化学物質への曝露と、精神神経発達、アレルギー疾患等の子どもの健康との関連性を調べている。本発表では、環境化学物質の一種であるPCB・ダイオキシン類への胎児期曝露について取り上げ、北海道スタディで実施した6か月および18か月の発達検査（ベイリー乳幼児発達検査2）、42か月の知的能力検査（Kaufman Assessment of Battery for Children）、および中学生初期の脳波測定の結果との関連について、これまでの一連の研究を紹介する。

• 参加に際し，文学部・総合心理科学，文学研究科・総合心理科学専攻の方の事前連絡は必要ありません。それ以外の方は，教室変更時などのお知らせのため，伊藤友一（yito[at]kwansei.ac.jp）まで，ご一報いただきますと幸いです。